専業トレーダー厳選FX教材

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雇用統計の考え方

雇用統計は以前に比べて大きな値動きが無くなりました。

数年前までは、100ピップス上がって一気に100ピップス下がるなどジェットコースターのような値動きをしていました。

それに比べると最近は動かないよねとか雇用統計は用心しなくて良いというような風潮が強くなっています。

 

しかし、軽く考えて雇用統計後にエントリーして逆行してしまった経験をした人も少なくは無いと思います。

私は、雇用統計後(通常金曜日ですが昨日は木曜日)に火曜日までエントリーを控えます。

それは、雇用統計後に仮に上がったとすれば、その上がった原因は何なのかを調べてから分析してエントリーするからです。

 

分析ですがCOTを見るようにしています。

下記のようなチャートですね。

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また、わからない人はIMMポジションでも良いと思います。

zai.diamond.jp

 

上がったのがロスカットによるショートカバーなのか、買われているのか?

こういった分析を各通貨ペアで細かく見て行き、最終的には雇用統計の影響は発表時には動かなくても流れを作って来るケースが今でも多いからです。

 

また、分析を行う上でオプションも考慮した方が良いです。

わかりやすいように15分足と1時間足と4時間足のユーロドルチャートを掲載しておきます。

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ユーロドルの1.1250 (22億ユーロ 期限7月2日)がありました。

当然ながらオプションは消滅しました。

何度か上抜けしていましたが直近は頭を抑えられていました。

このオプションが消えた事により、現在は価格が1.1250 を下回っていますが、上値が軽くなったのは事実です。

木曜日の雇用統計という事で、金曜日は通常時でもポジションを取る事は少ないのですが、米国休場と合わせて火曜日までは様子見するのが無難と感じます。

 

スキャルピングなら良いんじゃないの?とも感じますが、米国休場で取引量が減りますので、AIが活発に動くことが予想されます。

そうなると、相場が荒れる時も多いので閑散相場は手を出しずらくなります。

 

最近は本当に雇用統計で動かないですが、影響は必ず出てきますので、分析する時間として考えていただくと良いと感じます。